飛龍建造(サンプル作成記)1

原型作成については、また別の機会に。
とりあえず今回はサンプルの作成について気が付いたことなどを書いていこうと思います。
また処理の仕方や材料等は自分のやり方を書いているだけで絶対の方法ではありません…、なのでトラぶった場合、責任は持てませんので、色々試してみてください。

◇瞳デカールの張り方、処理

①基本、肌色を吹く前に目をマスク液で処理し白抜きします。
デカールはインクジェット用のミラクルデカールのクリアを使っています。

②Mr.マークセッターを顔の目に塗って、そこにぬるま湯につけたデカールを台紙ごとピンセットで持っていき爪楊枝などでフィルムをスライドさせ貼り込みます。
目の上で爪楊枝でフィルムをそっとスライドさせ台紙を抜き取る感じです。
そして麺棒で水分を取りつつ位置決めをし、気泡等も一緒に抜いていきます。(麺棒に吸わせる…)
位置決めが上手くいかなかったり、水分や気泡を抜くのにデカールをいじり過ぎると印刷が剥げたりするので要注意です。自分 が作る瞳デカールは、柔らかさ重視のため表面コートを水性フラットベースを使っているため剥げやすいです。
剥げたら貼り込み後、乾燥させてからリペイントしておきます。

③デカールの乾燥が確認できたら顔の表面処理です。デカールは均一な瞳の表現ができますが、フィルムの厚みがどうしても出てしまいますので、クリアー吹き→コンパウンド磨きにて段差を見えにくくします。手間はかかりますが結構有効な手段だと思います。

④まずラッカークリアを砂吹きにします。砂吹きとは塗装面がザラザラになるように吹く塗装法です。これは実際にやってみないと解りにくいかと思いますが、やると簡単です。とにかく艶にならないように距離を取りながら吹く?感じです。
塗膜を厚くするためで、これを15~30分置きに数回繰り返し、ザラザラになった後、最後に艶っつやにクリアを吹きます。
(クリア吹きだけでも大分段差が目立たなくなります)
これをラッカーではなくウレタンクリアーでやる方もいらっしゃるようです。

⑤完全硬化後に2000番くらいの耐水ペーパーでデカール段差部分のクリア塗膜を研磨していきます。(※磨き過ぎ注意)
終わったらコンパウンドで磨いて、研磨跡が消えればOKです。

⑥コンパウンドを良く落としてラッカーフラットベースを吹いて乾燥したら完成です。目の部分に再度クリア塗装をして目の艶感を出すやり方もあります。

 

 

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